夢見るものたち

2005/08/30 00:31 □ 短編・ショートショート

 やわらかな朝の光に包まれ、僕はいつものように目を覚ます。

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高き塔より

2005/08/30 00:30 □ 短編・ショートショート

 彼は言った。
「高所恐怖症の人間は、なぜ高いところが怖いんだと思う?」
 私は黙って首を振る。
「怖いんだってさ。自分が、いつかそこから飛び降りるんじゃないかって」

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僕の罪

2005/08/30 00:26 □ 短編・ショートショート

 部屋に入ると、薄いカーテンの向こう側には月が浮かんでいた。
 電気も付けず、月の光が差し込むだけの薄暗い部屋で、僕はそのまま玄関先に倒れ込む。
 一度、床に吸い込まれるように力が抜けた後、思い出したように身体が震え出した。
「どうしよう」
 のどの奥からこぼれだしたのは、予想以上に泣きそうな声だった。

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Strangers

2005/08/30 00:24 □ 短編・ショートショート

「おかしいよなぁ」
 学校の帰り道、また、俺の隣にいるヤツがつぶやく。

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Duplicate Key

2005/08/30 00:21 □ 短編・ショートショート

 私が彼と出会ったのはちょうど一年前。
 今日も私は仕事の帰り、彼の家へと向かう。
 彼は恥ずかしがり屋さんだから何も言わない。
 でも私にはわかるの。
 彼は私を愛してくれてる。

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