本の杜6レポート&旅行記 その2
その2 イベント編。
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ぽつりぽつりと微妙に雨降る中移動。
前回来たとき(「ぶんぶん!10」 7年前)は1階だったなぁ、携帯圏外だったよなぁ…と思いながら、4階へ。
自分のスペースの位置は把握してたのですんなりとたどり着く。企画展示室ってことで、室内は横に長い会議室みたいな、感覚的にはOMMに近いかな? そして通信状態はばっちり良好(しつこい)。
何をしようにも初めてで勝手がわからんので(と言うか、そもそもひとりでイベントに参加したことがない)、とりあえずと自スペースの準備を始める。
並べてみると結構品数があるのよなぁ…。完売するほど売れてないからとりあえずあるものは持って行ってしまうけど、そろそろいくつかは置いてくるべきかもしれん。
あと、城ノ内の帯があまりに目立たないので変更してみたけど、正解かも。黒地に白印刷は結構印象が変わって面白い。
右側のお隣さんにわずかばかりのコミュニケーションツールとして持ってった阿闍梨餅でご挨拶。
「え? 京都?」
「はい、京都からなんですよー」
お隣さん、京都旅行からの帰りにそのまま来られたそうで……確かに荷物に辻利の袋が…! 偶然って面白い。
見本誌提出場所を教えてもらって、持っていく。初参加でうち品数多いので、全種類だと束状態です。13冊ありました。袋から出して確認してもらってる間スタッフさん半笑い。なんかごめんなさいごめんなさいごめんなさい……
ついでにパンフも無事ゲット。すげー。(関西コミティアとかそうさく畑に比べたら)薄いのに、感想ページまであるんだ。
用事を済ませて戻ると左側のお隣さんも到着。大学の学生さん。既に関係なくなってるけど、考えてみればうちも一応学校発なのよなぁ、とかちょっと感慨深く思ったり。
阿闍梨餅買いすぎたので人数多くてちょうどいいやーとか思いつつ、こちらにもご挨拶。
という感じでなんとか失敗なく、和やかに始まったイベント。
文章系オンリーは久々でしたが、やっぱりまぁなんともまったりでした。
確かに一般参加者は少ない。けど、想定内というか、前回来たときよりは多いなーと思ってました。
(失礼な話ですが、前回は当時そこそこ規模のでかいオールジャンルと創作オンリーしか出たことなかったので、開場直後の入場者が数人って状況が衝撃的でした)
初っぱなしばらくはスペースで大人しくしてましたが、様子を見て行動開始。
Twitterで一時間で帰られるという情報があったので、それは早めに行かないと! と、世津路さん(こんぽた。)とこへ。スペース確認したら斜め後ろじゃないですか…
とりあえず新刊購入。……他も気になってたのになんで新刊だけ買ったのか謎。やっぱり動揺しまくってたもよう。ポイントカードもらって(裏に書かれた予告の内容が超気になる)
「コミティアとかよかったら来てください」
「ごめんなさい、関西人なんでさすがにそうそう出て来られないんです…」
「そうなんですかー」
的な会話があって、
「実はそこにいたりするんですけどねー」
とか言いながら、名乗りもせずに去る自分。
……ごめんなさい。あの日はコミュ障にしてはマシな対応が出来たとか思ってたけど、思い返してみたらやっぱり私全然普通じゃなかったわ。不審じゃん。この状態で世津路さんよく来てくださったもんだわorz
そして、自分がペンネームを名乗ると異常に緊張することが発覚した。この名前声に出して名乗ったこと、片手で足りるって言うか片手に全然足りないからな……知らなかった。
ちなみに「おじさま」に関しては突っ込む精神的余裕がなかったので流してしまいましたが、「よかったね城ノ内!」くらいのもんなので大丈夫なのです(実は童顔気にしてる設定)w
というか、若干押し売りした感がある状態で言うのもなんですが、まさかお買い上げいただけるとは……
だってね、世津路さんって、5月の関西コミティアで隣だったんですけどね。その時点ではお名前の認識はなかったんですけど、電撃三次選考通過とか話されてるのは聞こえて来たわけですよ!
相方とふたりで
「おい隣すげーな…どうしよう」
「なんかここにいてすみません。自己満足で本作ってすみませんすみません」
とか遠い目で言ってたの覚えてるわけですよ!
でもって、文フリ大阪前の企画で、コンポタ作る話見て、あれ? となってカタログ確認したら、あの時の隣の人だー! ってなったわけですよ!
そろそろ何が言いたいかわからんようになってきたところで、
うん、そりゃ動揺もするよね。 と、自分を慰めて次に行ってみる。
いや、もうホントに変な人でごめんなさい……
次、お茶について。
関西に拠点を置く人間としてはちょっと前までのそうさく畑を彷彿とさせるワゴンサービス。ですが、内容は畑より豪華です。いや、煎餅考えるとトントンなのか? 選べるのはあったかいコーヒー、紅茶、抹茶ラテ。……抹茶ラテ。……抹茶ラテ? ってことで抹茶ラテをお願いしましたw 私の周りはみんな抹茶ラテだったw 物珍しいw
すごい! ちゃんと泡立ってる……!
美味しかったです。なんかホッとしました。
あとこのイベントで特筆すべき点としてはやっぱり見本誌!
今回参加しておられないサークルさん含め、過去の提出分が全部読めるというすごい図書館方式。どっさりみっちり。
出られなくてもずっと残るのっていいなぁ。
文フリ大阪では提出する見本誌で悩んで、結局「城ノ内探偵事務所」「CANDY×GAME」「光塔館異人録」の三冊を提出したんですが要するに全部1巻で、来年どうするのかと思ってたりするのです。全部2巻出すの?(いや、光塔館は続きないけど)
畑とかティアは回収出来るから出そうと思えば出せるけど……
なので、本の杜方式だとその場に全部あっていいなーと。まぁ、文フリでそれやったらえらいことになるでしょうから、規模の小さいイベントの利点なのかもですけど。
多すぎて重なりまくってるので表紙をぱっと見て手に取るというのは難しそうですが、休憩スペースで読みふけるには最高だと思います。あといろんなところで言われてましたが、コミティアみたいに見本誌読書会とかあったらよさそう(併催されてると言えばそうなんですけど)。
チェックしてた本をいくつか手に入れ、その場の興味でもいくつか手に入れ、文フリ大阪で相方が買ってた本も気になったので手に入れ……と、なんだかんだでちょろちょろ。相方やおかんに定期的に連絡しつつ、スペースにいるときもまったり過ごしてました。
ありがたいことにうちの本もちょいちょい見ていってもらえたんですが、印象的だったのが、
「一番新しいのはどれですか?」
と聞かれたこと。続きもの一杯出してるならともかく、そんなこと聞かれたの初めてだよ……そんな買い方もあるのか、と興味深く思ったり。
あと、お隣さんに偽巫女もらってもらったのをきっかけに、神社絡みで和楽器トークへ。
なんとお神楽されてるそうで!
「何をされてるんですか?」
「笛です。横笛」
「龍笛?」
「いや、普通の篠笛ですけど」
……龍笛は雅楽だった。ごっちゃになってました。阿呆ですみません!
でもすごいなー。龍笛もそうなんですけど、慣れないと出ないんですよ、音。
私は楽器全般出来ないのですごく羨ましい。和楽器もやってみたいと思ったことあるけど、楽譜が読める気しなくて諦めた人間ですorz
本の杜主催さんがスペースひとつひとつ回って次の開催とか懇親会についてのお話くださったり、小さいイベントってこういうのがあるからなんかいいな、と思いました。もちろんここでも阿闍梨餅w 今後は私はそうそう参加できないですが、是非頑張っていただきたい。あぁ、でも委託で参加って手もあるか。
それから3月に同じ場所で行われるテキレボの主催さんも回ってきてくださって、内心超悩む。大阪文フリでねこなび買わせていただいたときにチラシもらったんですが(というかその前に関西コミティアかな? チラシは一回もらってて開催予定は既に知ってた)、行ってみたいけど……でも関東だし! と。これを書いてる時点ではもう申し込んでるわけですが、日曜だから泊まりになるのもあって、本当に悩んでました。
とりあえず悩むのをストップして、やっぱり阿闍梨(ry
ちなみに阿闍梨餅、単純に自分が好きなのもあるんですが、関東じゃ手に入りにくいのも持ってった理由(大阪にも持っていったけど)。関西人でも知らない人は知らないけど、食感の意外性からか食べさせてみると気に入る人は多い。……んですが、御拗さん、まさかわざわざお礼言いに来てくださるとは思わなかったです。
イベント終わって片付け中に前に立たれて、私また何か妙なことしたかと……!(汗
自分の本の話に限らず、こんなことでも感想もらえるのは嬉しいもんですね。
しかし、「美味しかった」の感想と一緒に「嫁に教えてもらわなかったら読めなかった」と言われて、あ、そうか、と妙に目から鱗的な感覚に。普通に馴染んでるけどそう言われれば確かに読めなくてもおかしくない字だ!
まだ残ってた2個をこれ幸いともらっていただき(なくしたかった)、阿闍梨餅バラマキ完了。
そろそろ「阿闍梨餅の人」と呼ばれてもおかしくない気がしてきた。
品数が多い分、片付けにも時間がかかり、同じ机の学生さんに「私もうちょっとかかるんで、片付けとくんでいいですよー」と言ったにも関わらず結局箱詰めしてる間に机畳んでもらってしまったりとか、荷物減らしたいあまり無理やり表紙詐欺(正式名称「夢見るものたち」)もらってもらったりとか結構迷惑かけた感がなきにしもあらずですが、まぁ、とりあえずイベント無事終了しました。
旅行としてはここからが地獄でしたが。
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